【9/11-17】今週の日向坂46出演番組#11

 今週は日向坂46の8thシングル『月と星が踊るMidnight』の情報が解禁され、14日にはMVも公開される予定が、MV内のミスが見つかり公開は18日に延期、などおひさま的にはやや振り回され気味の一週間であった。それでも変わらずひなあいとキョコロヒーはおもしろい…

 

 

『日向坂で会いましょう』9/11

 

 年始に行われた年女企画で優勝して「寅女」となり、番組での贔屓が約束された東村芽依のことをみんなで語ろうというフィーチャー企画。ちょうど彼女の写真集発売のタイミングでもあり、東村の魅力はもちろん、思わぬ形で高瀬愛奈のおもしろさが発見されたり、エピソード言う側のおもしろさも爆発していてとても楽しかった。

 今回は(いつにも増して)キャプテン佐々木久美のおもしろさ、"裏回し"としての能力の高さが際立っていたと思う。「猫耳をつけた東村に人間の言葉が通じるか話しかけて」という若林からのフリを「猫だと思って話しかけて」という意味だと勘違いして、謎の猫語(ネイネイ~メイメイ~)で話しかけるところでめちゃくちゃ笑った。フリが「猫だと思って話しかけてください」だとしても一発目であの絶妙なニュアンスはなかなか表現できないと思う。

 また、影山のエピソード(話についていけないときに東村がする「へっ?」という表情がかわいい)に付け加える追いエピソード(テンション高いときの表情もかわいい→変な顔で再現)や、潮紗理菜による四角飲みエピソード(東村は飲み物を4種類買ってそれぞれを同じペースで飲む)へのパス、モッツァレラチーズゲーム中のガヤ、今挙げたどれもが的確で、"裏回し"としてのスキルとにかく高いと感じた。

 ひらがな推しや初期のひなあいだと、「人間の言葉が通じるかどうか確かめて」みたいな進行上のボケ代(しろ)って春日にフラれてたと思うんだけど、それがもはやキャプテンをはじめとしたメンバーに来てるし、みんなそこできっちり笑いをとるのがすごい。

 ここまではとにかくキャプテン凄い話だったけど、彼女に限らずみんなエピソードトークうまいなと思ったし、他の人のエピソードに自分のエピソード足すのもうまい。1人の話に他のメンバーが乗っかって、それを若林が広げて、どんどん「ノリ」というか、グルーブが生まれていくのが見ていて心地よい。

 こうなってくると、ボケずに常識的なことしか言わない春日は要らないようにも思えてくるが、メンバーと若林がのびのびとボケている時こそ春日の「東洋一のツッコミ」が引き立つので、ホントにいいバランスの番組だと思う。この前の懺悔企画みたいに春日が悪ノリしだしてもキャプテンがちゃんと気づいてツッコめるし。

 「普段は声の小さい東村芽依だけど、実は大きな声を出すのが好き」との情報から始まったモッツァレラチーズゲーム(モッツァレラチーズという単語を前の人より高いテンションでいうゲーム)は、メンバー及びファンが薄々気づきながらハッキリ言語化できなかった高瀬愛奈の"変さ"がついに共有されたという点でエポックメイキング。

 エピソード(先輩東村芽依に「今まで出会った中で一番かわいい」と言うように要求するも断られ、ツンツン感にキュンとした)のヤバさをつつかれているうちに余罪(番組アンケートを埋めるためのエピソード作りとして上記の発言をした)がいっぱい出てくる森本茉莉がとても良かったです。

 

 

『さくらひなたロッチの伸びしろラジオ』9/12

 

 櫻坂46と日向坂46のメンバーが、アイドルとしての「伸びしろ」を広げるためにいろんなジャンルについて学ぶラジオ。概ね2週に一回、メンバーが2人ずつ出演。今回は金村美玖と松田好花で、テーマは「プロフィール」

 こういうのを神回って呼ぶんじゃないかってくらいの濃度、密度でめちゃくちゃ楽しかった。2人ともレギュラーラジオ持ちなので、他のラジオの出演は珍しいのだが、企画も合間のトークも安定感が他のメンバーに比べて頭一つ抜けている。

 ひなあいについて書いたことと通ずるのだが、他のメンバーや自分のプロフィールについて話すときに付け足すエピソードトークが2人とも絶妙で、これぞラジオ(とひなあい)で鍛えられた技だなと。

 

『キョコロヒー』9/14

 

 今週は、ヒコロヒーが不祥事を起こしたときの代役としてみなみかわを立てた「キョコミカワ」のシミュレーション。みなみかわの会話の流れで子ども扱いされた齊藤京子がイラつくシーンが印象的。そういえばヒコロヒーって番組開始当初から齊藤京子のことを「変な女」扱いはすれど「子ども扱い」はしたことないなと思った。あと「おバカキャラ」扱いも。

 これは番組自体にも言えることで、キョコロヒーの2人を一貫して「変な女」として扱っているものの、子ども扱いもしないしおバカ扱いもしないし、2人を比べたエイジズム的なイジリもない。だからこそ女性2人の自由なトークを引き出しつつ、他の多くのバラエティで感じる「引っかかり」が少ないのだろう。

 また、しばしばバラエティ番組において女性の怒りが一種の見せ物的に消費されているなかで、齊藤京子が等身大のイライラを表明することの意味も大きいのではと感じた。キョコロヒーは2人とも番組内で自分がイラついていること、不機嫌であることを示すのに躊躇いがないと思う。それって実はかなり貴重なんじゃないかと思うし、そうすることでなんらかの保守的で古い考え方が解体されるような気もする。

 

 

その他のテレビ、ラジオ、配信

 

 上に書いた番組以外にもひなちょいやレコメンなどを見たり聴いたりしたけど、すでにたくさん書いたのでこのへんで。個人的には日向ひでメールを読まれたのがうれしかった。ひなちらんぷす楽しみ。来週は8thシングルのMV解禁をはじめ、外番組の出演も多くあるのでワクワクしてます。