【10/2-8】今週の日向坂46出演番組#14

 

 10月2日から8日までに日向坂46が出演したテレビ・ラジオの感想です。個人的にはとにかく4期生曲『ブルーベリー&ラズベリー』を聴きまくっていた1週間で、今も飽きてはいないのだけどさすがに見過ぎかなと思って控えている状況です。歌詞を聞いているとなんとなくクィアな解釈ができるんじゃないかなーと思ったり、振り付けもゼロトップ的なポジションの入れ替わりの多さ、手を伸ばす&つなぐことの反復など良くできていると思う。

 今週はどの番組も満遍なくおもしろくかった。最近絶好調の森本茉莉の話、アイドルグループのセンターの言論、ラジオでパーソナルな趣味の話をすることについてなど書いてます。

 

 

 

『日向坂で会いましょう』(10/2)


 ひらがな時代から2回行われている「日向坂46の世界一やりたい授業!」の第3弾で、今週は3人がそれぞれテーマを持ち寄って授業を行った。なんといっても3人目森本茉莉の「茉莉式天才安眠法」のインパクトがすさまじかった。プレゼン内容の意味不明さ(寝る前に食事をすると腸が動いてお腹が鳴って、その音が心地良くて眠れる)もさることながら、オードリーがキャプテンやかとしぐらいの強さでいじってるのもすごかったし、それをちゃんとはじき返しているのが何よりおもしろかった。まりもとはここ最近のひなあいでは毎回活躍していて、showroomもブログもおもしろくて、完全に覚醒している。グループに加入してから時間が経って素が出てきたことで「変さ」が際立っているのだけど、それをいじられて満更でもなさそうな顔をするのが良い。

 影山優佳のコナン授業は、ぜひコナンオタクの小坂が生徒にいてほしかった。潮のマナー講義は結局富田のバラエティマナーが1番必要だなと思いました。

 

 

『ひなちょいseason2』(10/2)

 

 影山優佳プレゼンツ「お手軽実験を流行らせたい」の第2弾。行われる実験の段取りや、起きている化学反応の説明を見ていると、やっぱりでんじろう先生はうまいのだなと感じる。カゲちゃんが下手なわけではないのだけど、周りのメンバーもサポートできる感じでもないので、ちょっと分かりづらいところがあったり、実験の成功失敗の基準がぼやけているところがある。

 オープニングトークで「もし魔法が使えるなら?」という話の時に潮が「いくら食べても体に"幸せ"(おそらく脂肪や贅肉の意味)がつかない魔法が欲しい」と言っていて、ひなあいでのマナーの話なども踏まえて笑いつつちょっと怖かった。どこまで本気なのかわからない突き詰めたポジティブさにはおもしろさの中に怖さが混じっている。

 


『キョコロヒー』(10/3)


 月曜23時台に枠移動しての初回。質問の達人のコーナーと、齊藤京子センターについての話。

 前から言っているのだけど、キョコロヒーでやっている質問の達人とキョコ狼は、プロデューサーが同じである「激レアさん連れてきた」とフォーマットがほぼ同じである。変わった特徴や経験を持った人の話を聞く。激レアさんに採用しなかったけどおもしろい人をキョコロヒーで紹介してる感じ。これは悪い意味で言っているのではなく、同じフォーマットでも企画の角度やMCが違うので、雰囲気や起きる笑いの種類も違っててどちらもおもしろい。激レアさんじゃなくて、激レアさん対する齊藤京子の反応の方が変わってるから仕方ない。

 日向坂46新シングルでセンターとなった齊藤京子の曲紹介シミュレーションもよかった。アイドルグループの「センター」にどういう発言が求められ、どういう発言が"禁止"されているのかがこういった形で浮かび上がってくるのはキョコロヒーならでは。語彙力のなさを天才感でカバーしようというくだりも良くて、じゃあ天才感とは何かといえば「間」と「自信」なのだなと。どちらも齊藤京子はわりと得意じゃないかと思うので、各音楽番組これで乗り切って欲しい(MステやMUSIC FAIRでは通用してもバズリズムだとバカリズムに突っ込まれそう)。

 


『THE TIME,』(10/4)


 松田好花が火曜日レギュラーになっての初回。いろいろなニュースにコメントをしつつ、村上宗隆の56号ホームランにもコメントしていた。日向坂4期生の話題にも触れていて、「初めて会ったときに泣いている4期生を見て自分が加入したときの感情とリンクして泣いてしまった」という話をしていて色んな意味でさすがだと思った。4期生加入のエピソードとしても適度にドラマチックかつ自分の個性も伝えられるトーク。全体的にそつなくこなしていたが、番組後半は北朝鮮のミサイル発射で埋め尽くされ、出番がなかった。

 

 

おはスタ』(10/7)

 

  金村美玖が2週連続での出演。朝の子ども番組が思いのほか似合う。さすが日向坂46の無邪気担当なだけある。子ども番組に必要であろう陽性な雰囲気や目線の低さみたいなものがあるのかもしれない。

 

 

『余計な事までやりましょう』(10/7)
 

 1ヶ月ぶりの丹生明里担当回で、改編を突破して3年目に突入する回。オープニングトークのあとは丸々丹生ちゃんが大好きなあいみょんについて語り尽くす内容で、とてもおもしろかった。

 日向坂のメンバーが好きなものや興味のある事について話す機会はあるのだけど、どうしても時間が短かったり笑い寄りになりがちで、今回のようにまとまった時間パーソナルな体験も交えつつ好きなことを語るのはかなり貴重。丹生ちゃん個人の歴史とも絡めつつ、どこがどういったふうに好きなのかをかなり詳しく話していて、あいみょんをほとんど聴いたことがない自分もすごく楽しめた。これぞラジオの強みという気がするし、金村美玖担当回ともどもパーソナリティのパーソナルな感情や経験が伝わってくる方向性になっているのはとても良い事だと思う。