【10/30-11/5】今週の日向坂46出演番組#18

 

  10月31日から11月5日までに放送された日向坂46出演番組の感想です。今週はとにかくひなあい4期生企画がすごかったので、それについてめっちゃ書いてます。歌番組での『月と星が踊るMidnight』パフォーマンスや、キョコロヒーなどについても。

 

 

『日向坂で会いましょう』(10/30)

 

 待望の4期生初登場で、1,2,3期メンバーから6人がそれぞれ4期生2人ずつのプロフィールを丸暗記し、オードリーと視聴者に紹介するという企画「オードリーさん、ぜひ会ってほしい後輩たちがいるんです!!」。正直、今年でいうとヒットキャンペーンご褒美ロケ企画並みに楽しくてワクワクした回だったので、感想も長めです。いつもは曲がりなりに書きたいことを絞って読みやすくしてるつもりなんですが、今回はいろんな細かいところまでダラダラと書いてます。

 まず企画の構成について、今までの紹介企画と同じように春日が4期生のプロフィールを丸暗記してほしい気持ちもあったのだが、オードリー、1,2,3期生、そして4期生の3者が2週というキツキツの尺で効果的に絡むためにはこのやり方がいいのかもしれないと思った。また、12人を紹介するには2週は全く足りないのだが、ちょっと早すぎるくらいのテンポ感で余計なモノを極限までカットして見所を詰め込まないと生まれないグルーブもあり、この感覚が最近のひなあいの持ち味になっているなと。ハッキリ言って撮りすぎの素材を生かせてないところも多々あると思うのだが、ひなあいは編集を楽しむ番組でもあるので、これはこれでよしとしている。

 そして紹介スタートの前、「いつか卒業するから紹介しないでほしい」と話す若林に「始まらなければ終わらない」とガヤを入れるキャプテン。じゃないとオードリーの余韻が漂うなか、確実にくる終わりを見据えながら始まるヒリヒリを感じつつ、「いい番組をつくってこう」とする演者の姿勢に観ている側もドキドキワクワクする。


 そしてついに4期生紹介スタート。担当する先輩は富田鈴花で、石塚瑶季と清水理央。

 トップバッターは石塚瑶季。呼ばれたいあだ名のひとつが「2代目パリピちゃん」であるたまちゃんが初代パリピとしてすーじーだけじゃなくおたけを挙げてるのが、けやかけから見てるガチ勢感出てて良い。パリピの道は険しそうだけど、富田と違って本物の根アカ感あるので、パリピの方に行くとしてもまた違った歩み方になりそう。好きな食べ物「ウニ、炭酸、ポテチ、キウイ」が偏食家っぽさある。

 2人目は清水理央。キャッチコピー「みんなを照らす おひさまスマイル」は、考えすぎて何周も何周もした結果奇妙な個性が滲み出ている他メンバーのキャッチコピーとは違って、驚くほど捻りがない。でも逆にそれが他にはない「王道」感を醸し出しており、ちゃんと差別化ができているのがおもしろい。なんというか、日向坂46の一員としてのキャラ付けにおいて真ん中すぎて誰もとってなかったところをとってるというか。それができるのはある意味「図太い」のかも。

 提供クレジット裏で大声の特技を披露していて、がな推し初回のキャプテンとかぶってるね。ただ内容は大喜利的にめっちゃおもしろいし、なんなら春日派アピールでもあったのかも。アンケートで春日につけるあだ名として『IKEA』と答えていて、もしかしたら清水にとって春日は「M-1でブレイクしたトゥースの人」じゃなくて「ヒルナンデスでイス壊した人」なのか?これがジェネレーションギャップ…?

 50音順で4期生1番の石塚と、紹介動画およびドキュメンタリー公開順1番の清水をひなあいでもトップバッターに持ってくるあたり、運営やひなあいスタッフの2人への信頼が見える気がする。確かに2人ともほどよい緊張感と初々しさを出しながらも明るい個性もちゃんと発揮していて、本当にすごいと思う。

 2人がそろって披露したチアダンスが結構雰囲気違ってて、プロ野球高校野球それぞれのチアの流派の違いがあるのか、おもしろかった。バッター役の春日が大爆笑をとるでもない絶妙に目が散るムーブをしててとても春日らしかったです。

 石塚と清水は2人とも運動が得意で明るくてチアダンスやってて、みたい具合にキャラも似てるのでライバル視しあう感じもわかる。そういえば日向坂にはメンバー間でのライバル関係みたいなのがなかったので(かとしとまなふぃの共演NGコンビはライバルって感じじゃないよなあ)、結構新鮮かもしれない。清水は何やらすごそうな賞ももらってたし、たまちゃんもドキュメンタリー見る感じ運動は得意そうなので、体力測定企画はかなり白熱しそう。

 

 次は佐々木久美が紹介する平岡海月と渡辺莉奈。

 平岡海月は最年長うんぬん関係なくとても落ち着きがあって、なおかつとても可愛らしい人だと思った。キャッチコピー「福井県から漂流してきました 福井県産クラゲ 平岡海月です」がとても好きなんだけど、後半に「福井県産」と入れるなら前半は「日本海から漂流してきました」とかのほうが良かったかもしれない。あと、日本海から東京って結構大変だね?東廻り航路?西廻り航路?もしかしたらここで言ってる漂流先は特定の場所というよりは「あなたの元に漂流してきました」的なものなのかもしれない。

 あと、ドキュメンタリーを見るに確固たる意志を持って日向坂に入ってきたであろうに、「気づいたらこの場所にいました」といったニュアンスがある「漂流」という言葉を使ってるのもおもしろい。かとしの似顔絵を踏まえてキャプテン似顔絵のホクロを強調するあたりおひさまなんだろうなーとわかる。

 渡辺莉奈も最年少だけど落ち着きが感じられて、怖いもの知らずの雰囲気がある。大人っぽいけど可愛らしさもある最年少キャラとして柿崎芽実と被って見える部分が個人的に多い。誰にも負けないことを聞かれて「若さですかね」と答えて爆笑をとっていたけど、良くも悪くも「13歳が言っている」というフィルターがかかっている状態だからこそここまでウケるわけで、このフィルターとの葛藤がこれからあるんだろうなと思う。同じくダントツ最年少で加入した上村ひなのの方は、もはやそういう「キャラ」を超えたところで個性を発揮している感がここ最近ある。「最年少」のラベルに折り合いをつけるのは時間がかかるし大変だろうけど、彼女にしか歩めない道であるとも思うのですごく楽しみだ。


 次の紹介担当は森本茉莉で、小西夏菜実と岸帆夏。

 小西夏菜実はキャッチコピーから独特の雰囲気をたたえていて、見れば見るほど興味が湧いてくる。キャッチコピーの由来も、呼ばれたいあだ名も、答えるときの間や言い方がいちいち可笑しくてクセになる。特技「窓拭きのモノマネ」も動きのマネかと思ったらまさかの音マネで、披露もノーモーションすぎて大笑いした。アンケートの「苦手なモノ・コト」欄に噴水と滝が書いてるのも気になる。動いている水が苦手なのか…?


 岸帆夏は登場した瞬間、今からデスゲームに挑むみたいな顔してた。見るからにガチガチの岸に皆が「大丈夫!」と声をかけ、若林の「ゆっくりでいいよ!自分のペースでいこう」の「こ」に被りながらキャッチコピーを披露していたので、本当に周りの声が耳に入らないくらい緊張していたんだろうな。

 若林「岸くんさあ」春日「それだと学(どきどきャンプ)になっちゃうのよ」ってくだり、がな推し初回の「おたけはさあ」「それだとジャンポケになっちゃうのよ」を思い出した。なんにせよ初回からいい感じのあだ名ができて喜ばしい。

 あと、まりもとの覚醒が継続中で、もはや他の人からのフリに応じてだけではなく自律的にボケてオトすので手がつけられない。表情豊かなので、4期生にフってその答えに驚くまりもとのようすでいろいろ伝わってくるのが素敵。まりもとへの若林のガヤがきくとし富田並みに強くてそこにも笑ってしまう。ぶりっこ虫食いでカメラに写り込んでるとき「どけおい」「影で言われてるぞ『どけおい』って」とかめちゃくちゃ乱暴に言われてて笑っちゃう。

 

 推しメンに佐々木久美、富田鈴花を挙げる人が新3期も含めて多いのが印象的なんだけど、単にこの2人の受け方が上手いからオンエアされてるだけなのかもしれない。にしてもこの2人は同性からの支持が強そうではある。

 清水理央がチャームポイントに挙げたタラコ唇や、小西がキャッチコピーに入れた524773など、本人が気に入ってない特徴などをあえて主張することでアイドルとしてやっていく、みたいなのが素直に気合い入ってるんだなと思いつつ、そこまでしなくてもいいのにとも感じる。他にもかとしは自分の喋り方が好きじゃないと何度か言ってるけど、そこが彼女の魅力だと言う人も多くいて、でも個人的には本人が好きじゃないと言っている特徴を他人が好きだと言ってしまうことに抵抗があるというか。難しい。

 4期生用の制服は、他のメンバーよりも年少感を出すためのデザインなのだろうけど、あのデカいワッペンとかはマヌケな感じも出しちゃってるので、上手くいってないと思う。

 ここまで最高に楽しかったのだけど、一つだけ文句を言うとしたらプロフィールアンケートの「一番嫌だったあだ名は?」って項目だけはやめてほしい。まだこれを1,2,3期に聞くならまだしも4期生のこれは本当に生々しくて悲しいし、笑いとして昇華されることもなく文字だけ出るのもしんどい。傷ついた記憶をこんな形で公にするべきじゃない。


 最後には『月と星が踊るMidnight』スタジオライブがあった。さすがの出来栄えで、それぞれの顔アップも全体の引き画もバランスが良くてとても見やすかった。フォーメーションが動いたら引く、動いてなかったら顔に寄る。天カメがスカートの広がり(円形フォーメーション)をしっかり捉えていたし、としぱんの間から手を伸ばす京子にグイッとよるところもかっこよかった。来週はブルラズのスタジオライブが期待できるかも。

 

 

『ひなちょいseason2』(10/30)

 

 佐々木美玲プレゼンツ「アートを流行らせたい」。まずは全員でアルコールアートに挑戦する。紙にインクを垂らした上からアルコールを垂らし、それにドライヤーで風を送ることでインクの模様が綺麗に広がるというアート。少しずつ細かく垂らす"才能アリ"金村に対抗して初手からインクをドバドバ垂らした丹生ちゃんと、それに「スプラトゥーンですか?塗り潰しても勝ちじゃないですよ?」とキレキレのツッコミをかますぱるがおもしろい。

 

『キョコロヒー』(10/31)


 ヒコロヒーの同居人・太陽の小町つるが街へいじるの武者修行に出る「街角いじわる つる散歩」、今回の舞台はバーレスク東京。前回のキャバクラに続いて、対象のいじわるがダンサー同士のものではなく、客からダンサーへのもの(もはやいじわるというよりはセクハラやカスハラ)なのが安心して見れる。ダンサーたちの容姿を貶する輩に「あのショー見てまだ顔のこと言えるんですか?」と返すのは秀逸なんだけど、そのあとの「ガールズバーに行けば?」は余計だった。ガールズバーで働く人なら容姿をイジってもいいわけじゃない。

 続いてはハリウッドスターから器の大きさを学ぶ。器の大きさは例に挙げられてたような金だけじゃないという京子の意見には賛成だけど、京子が言ってた笑顔でもないと思う。「笑顔と笑顔って、幸せな空間じゃないですか」と言ってるときの京子が潮紗理菜ぽかった。

 

 

『うたコン』(11/1)


 生オケとの相性は『僕なんか』の方が良かった気もするけど、ここでしか見れないパフォーマンスであるのは間違いない。

 演奏は良かったのだが、カメラワークはややのっぺりしていて、せっかくトークでスカートの広がりに触れていたのにそれがわかりにくかった。

 齊藤京子中森明菜十戒』カバーも気合入ってるのが伝わってきた。中森明菜のカバーはMTVのソロライブでもパフォーマンスしていたが、有観客で振り付けありでビッグバンドだと全然違う。齊藤京子の歌は日向坂がグループとして誇るストロングポイントの一つだと常々思っていたのだが、それを生かすためには全体曲の歌割りをイジるというよりは、ファーストテイクしかり歌番組でのソロ企画が1番効果的なのかもしれない。

 


『ぴーすおぶけーき』(11/1)


 お悩み解決はまあそこそこで、おバカ3人組が解決法を考え出すというよりはその生き様が解決法になる、みたいなのはわかるけど、その方向でどこまでいけるかな、とは思う。あと、下田くんが区役所で働いてることにびっくりした。てっきり何して生活しているのかわからない3人組だと思ってた。

 

 

M-ON SPECIAL「日向坂46」〜月と星が踊るMidnight〜』(11/3)

 

 佐々木美玲、河田陽菜、森本茉莉出演で、8thシングル発売記念の特番。先週スペシャでやってたような感じだけど、こちらもおもしろかった。ひなあいMV解説企画とほぼ同じ形式のMV解説コーナーではいろんな情報を知れたし(まりぃは撮影中お腹が痛くなって薬を飲んだのだが、薬が苦かったので水をがぶ飲みしたところ「撮影中極限まで喉の渇きを我慢していた女」扱いされたらしい)、絵しりとりコーナー、ドッキリなども楽しかった。トークもゲームもゆるゆるだったけど、そのゆるゆる具合が大変心地よかった。「ゆるゆる」だけど「グダグダ」にはなってなかった。

 

 

バズリズム02』(11/3)

 

 関東での放送から1週間遅れで鑑賞。ナレーションの曲紹介で「フォーメーションダンスに注目」と言ってた通り、全体のフォーメーションをちゃんと撮ってて、その分顔アップは少ないけど、それでも見どころたっぷりだった。普段ならなかなか映らないようなメンバーの「移動」がしつこいくらいに押さえられてて、こういうパフォーマンスに対して視点を決めた上でキチッと切り取る演出をもっと見たい。照明やセットは特に言及することなし。

 

 

ミュージックステーション』(11/4)

 

 前回出演時の『僕なんか』と同様にトップバッターでかつ何もセットが用意されてない"素"のスタジオでのパフォーマンスで、仕方ないけどもうちょいなんかあっても…と思ってしまう。他の歌番組だって特に曲のコンセプトに沿ったセットを建ててくれるわけじゃないんだけど、Mステは他の出演者が後ろにいる分セットがないと「そのへん」で歌ってる感が強くてとても殺風景に見える。カメラワークも焦点が定まらないどっちつかずな印象で、悪い意味で「普通」。照明もちょっと青すぎ&暗すぎに感じて、総じて好みではなかった。共演していたSixTONESやKing & Princeに話がフラれる回数が多く、羨ましかった。

 

 

その他のテレビ、ラジオ、配信


『日向坂高校放送部』(10/29)

 影山優佳が2回目のゲスト出演で、お互いレギュラーラジオ持ち同士ならではの会話がおもしろかった。このラジはどちらかというとフリートーク多めで、とくにカゲちゃんが来ると芯をくった話になりがち(そしてそれが聞きたい)なのだが、2人が話していたように、今度は松田がほっとひといきにゲスト出演して、コーナー多めではしゃぐところも聴いてみたい。

 

『レコメン』(11/1)

 加藤史帆出演、ゲストとして卒業を控えた櫻坂46のキャプテン菅井友香が来た。かとしが何を言っても優しく包み込んでくれるような菅井の雰囲気は日向坂にはあまりない感じでとてもおもしろかった。欅/けやき坂時代のユニット曲『猫の名前』に言及されてて、個人的にも好きな曲なので嬉しかった。

 

『Check!』(10/31-11/2)

 先週から引き続き、MRT宮崎放送の情報番組内で4期生のコメント動画が流れている。10月31日は正源司陽子と竹内希来里、11月1日は石塚瑶季、岸帆夏、平岡海月、11月2日は平尾帆夏、山下葉留花、渡辺莉奈。5日間を振り返ると宮地・藤嶌ペアの寸劇が印象的で、みんな大体ご飯の話をしてました。

 

『ほっとひといき』(11/4)

 影山優佳担当回に佐々木久美がゲストで登場の2週目、Audeeのアフタートークでキャップが「私とカゲってあんまりペアになんないじゃん、まわし同士だから」と言ってて、こういう言葉が目当てでラジオ聴いてるみたいなところあるなと思った。キャプテンの持ちギャグが減ってきたという話から、「もう大人だよ?同級生みんな結婚してるし」「第2波ってやつ?」「第1波ってことにしてよ〜」って会話も良い。さらっとこれが出てくる感じ。キャプテンはこのへんの力の抜き方がめちゃくちゃ大人だなと感じる。かと思いきや、モノマネは何でもできると豪語した挙句ラッコの声真似をさせられるキャプテンも良い。あと、なりきりコールセンターでキャプテンは「すごぉい、全部信じちゃう」と言いながら裏でもろもろをバカにしてたんじゃないかと思ってしまった

 

 


 金村美玖が11/1の「寿司の日」に行ったSHOWROOM配信で、告知をしながら「みんなチェックするの多くてすごいね」と言っていた。チェックされる側から見てもそう思うんだ…...上に感想を書いたもの以外も初耳学や沼ハマ、盛りラジオ、日向ひ、やる木、おたけのSHOWROOMなどがあったし、シングル期間でもあるのでそのプロモーションでのインタビュー記事や動画、それらと連携したSNSでの告知動画などもある。今はCoCo壱とのタイアップ中で、そのCMやTikTokの動画があって、小坂菜緒の関電のCMの動画もあって、しかも個人的に雑誌は追いかけるのをほぼ諦めているので把握しておらず、そのへんも含めるととんでもない数になる。非公式でもいいので日向坂46のメディア露出を網羅したサイトやTwitterアカウントはないのだろうか。