【11/27-12/3】日向坂46ダイアリー#22

 

 11月27日から12月3日の日向坂46出演番組の感想です。今週のトピックとしては、個人的に富田鈴花の首都高CMが大きい。まさに今週のひなあいでも行われた妄想みらいヒストリーの初回(2018年)にて妄想として語っていた仕事が実現した形で、自分が見始めてからでも彼女はブログやインスタグラムでたびたび高速道路にまつわる話をしていたので、本当に感慨深い。それどころか自分でもよくわからないくらい感動しているし、なんなら勇気をもらったと言っても過言ではない。

 世の中一般的に「夢」や「目標」といった言葉たちが使われるときその周りに漂う「前向き」で「明るく」て清潔なイメージが苦手で積極的にこれらの言葉を今まで避けてきたのだけど、今こうやって自分の目の前で誰かの夢が叶った瞬間を見て素直に「自分も頑張ろう」と思っていることに自分自身で驚いている。日向坂を好きになるより前に誰かを見てそんなことを思ったことなどなかったので、自分とは無縁だと思ってきた「普通」の感情が湧いてきて、とても不思議な気持ちである。大げさかもしれないが人間が変わったんだろうなと思う。このような感情や変化は高校生の頃の自分が見れば「アホか」と言いたくなるようなものかもしれないけど、決して悪いことじゃないだろうという気がしているし、自分の変化を笑わないで受け入れていきたいなと思う。

 

 

満天 青空レストラン』(11/26)

 

 佐々木美玲高本彩花出演。鳥取県にて大山ブロッコリーを収穫して食べる。このくらいの時間に「ああ〜うまそう〜」とか言いながら見るのにちょうどいい番組で楽しかった。みーぱんとおたけも衣装や立ち振る舞いなどかわいい。この2人は日向坂の中でも美味しいものを食べてニコニコしてるのが似合う2人かも。
 ブロッコリー料理を作ってくれた方は日向坂のファンで山口陽世推しらしく、やっぱり地元とかって大事なんだなーと。日向坂ってメンバーの出身地と絡めた仕事がそんなに多くない印象だけど、これからどんどん増えてほしい。4期生は出身地バラバラだし。
 調理中にしてた「びっくりするほどユートピア」の話はなんかいろんなところで聞いてる気がする。アンケート受けがいいのだろうか。同じ話をのびしろラジオの「鉄板トーク」回でもしてたので、ぜひおたけにしてほしかったところではある。

 

 

『日向坂で会いましょう』(11/27)

 

 「日向坂メンバー 妄想みらいヒストリー!! EpisodeⅢ」
 今回の収録から四期生がスタジオに参加。年表をプレゼンするメンツ(潮、濱岸、山口)を見ると、今までひなあいで前に出ることが比較的少なかったメンバーにも積極的にそういう機会を与えようというグループ及び番組の姿勢を感じるし、各メンバーのスキルがそれに応えられる分だけきっちり底上げされているということでもあるんだろうな。
 潮紗理菜のヒストリーは彼女らしくポジティブで前向きすぎるくらい前向きだった。弟と妹とやりたい「サリサックチャンネル」のシミュレーション中に若林が凸する前に、画面脇の関連動画のキャプテンを映すカメラの前を黒い何かが横切ってるのがめっちゃ不穏で良い。カジサックの動画を見たことないからわからないけど、多分テロップとかSEとかめちゃくちゃ寄せてるんだろうな。
 濱岸ひよりのヒストリーは「来週行ってきなよ」ってやつと「絶対無理でしょ」ってやつが交互だった。山口陽世が春日としたいトーク番組「カスヨ」(キョコロヒーのシステムね)のトークテーマがかなり尖ってるのがおもしろかった。
 四期生のうち、竹内以外の清水、正源司もめくり大喜利に参加してるはずなんだけど放送されたのは竹内だけ。先輩がガンガン大喜利しにいってるからプレーンな回答を放送する時間がない。春日が四期生の名前を振られて絶妙にボケきらないところが非常に春日らしい。ありえない名字にするでも適当な3人組の名前にするでもいいのに。

 


『ひなちょいseason2』(11/27)


 富田鈴花プレゼンツ「サバゲーを流行らせたい」、ひなちょい歴代の中でもトップクラスにおもしろかった。ずっとミニコントしてる感じで、キャプテンがとにかくふざけ倒してるなか、新三期生がちゃんとノリについていってるし、富田の仕切りも良い。「鬼教官富田にシゴかれる他4人」という設定のなか、みんなの立ち振る舞いもうまいというか、富田鈴花のキャラが生きるくらいには教官に楯突くけど、企画がぐだぐだにならない程度にはちゃんと従う。全員で作ってる感覚がある。
 細かい面白いシーンを言い出せばキリがないのだが、まずはコードネーム決めのところからキャプテンがふざけてるし、ぱるの「シロ」に対してみくにがぼそっと「犬みたい」って言ってるのがおもしろい。次のほふく前進クイズでボケ倒スキャプテンとそれに大笑いしてる髙橋未来虹を見て、良いグループだなあとつくづく思う。終盤の訓練シーンはドキュメンタルのようなおもしろさでしれっと笑わせる側に参加するまりぃがおもしろすぎる。よくあの「アァァ〜」を我慢できるな。


『キョコロヒー』(11/28)

 

 ルイヴィトン激推し夫婦とRRRの回。もう何回言ってるんだって感じだけど、ルイヴィトン夫婦は限りなく激レアさん臭がする2人だった。最近はいろいろコーナーの種類は変えつつ珍しい人が登場してキョコロヒーの二人があーだこーだ言う企画が多いので、もっとシンプルなトーク企画でもいいのになと思う。
 後半の世界進出企画で登場した2人が出演している映画『RRR』が好きなので期待していたのだが、2人へのインタビュー自体はかなり凡庸、というかまあまあひどい内容で、そのあとの二人のトークもあまり盛り上がらなかったのでちょっとがっかりしている。

 

 

チョコプランナー』(11/28)

 

 先週に続いて「KOCチャンピオンコンビのネタ書いてない方」が審査員の賞レースをチョコプラと一緒に見守るゲストとして森本茉莉が出演。外番組のソロ出演が始めてで審査員の3人に気を遣いそうなところ、結構強めにコメントしててめちゃくちゃ良かった。コントに対するリアクションもよくて、これはいろんなテレビ関係者「見つかるな」という気がした。そもそもこの番組が決まったのも番組Pがひなあいを見て決めたらしく、この流れがいろんな人たちに波及すればいいなと思う。


『THE TIME,』(11/29)

 

 この番組のレギュラーが始まるときから思っていたけど、当然のようにラジオで裏話する系の番組なので、やはり「日向坂高校放送部」と併せて観ると倍おもしろくなる。単純に安住紳一郎との掛け合いもだんだん良くなっている。駐車場突破だこのか、松田ツリー共に良かったです。

 

 

『かまいガチ』(11/30)


 加藤史帆出演、以前佐々木久美が挑戦した「全日本コンコンダッシュ選手権」に挑戦。前回の「何考えてるかわからない大男みちおとそれから逃げるキャプテン」がおもしろすぎたのでそれにはやや劣るものの、持ち前の俊足を生かして活躍していた。

 

 

『修造&一茂のイミシン〜W杯日本サッカー歴史的快挙!生放送で語り尽くそう〜』(12/2)


 影山優佳出演、生放送にて当然のようにコーナーの進行してて「恐ろしい子……!」ってなりました。普通こういうのって「サッカー好きタレント+アナウンサー」でやるよね。影ちゃんの場合「サッカー好きタレント」でありながら戦術・選手情報含めたサッカー解説ができ、アナウンサーがやるような進行・原稿読みができ、VTRに対するリアクションまでも1人でこなすので、そりゃ引っ張りだこになるわなと。

 

 

『ベストアーティスト2022』(12/3)


 『月と星が踊るMidnight』のパフォーマンスで、特別な演出として通常用いられるよりも強い風を使ったパフォーマンスだったのだが、「風が吹いてるから何?」ってなるやつでした。わざわざ送風機自体を映したりCO2撒いたりして「強い風が吹いている」ことをわかりやすくした結果「風が強いね」としか思わない。というかむしろ気が散った。メンバーがダンスパフォーマンスにも耐えられるように髪をスプレーで固めてる話をよく聞くので、スプレーvs風がの対決が気になるし(風演出があるとわかってるからいつもより固めるのか、逆に風をわかりやすくさせるために全く固めないのか)。
 衣装がいつも月星を披露する際に着用するMV衣装じゃなく、8thシングルのジャケ写衣装だったのは演出の風を考慮した結果なのか?にしてもいつものスカート衣装の方が布のはためき的に演出とマッチした気もするし……

 


その他のテレビ、ラジオ、配信


『ほっとひといき』(12/2)
 影山優佳担当回、先週に引き続き櫻坂46守屋麗奈がゲストで登場。自分の出た番組を見返すかという話の流れで、ミラクル9にてわからない問題が出たとき「まだ生まれてなかったので!」と発言した結果変な空気なった話をしていたのだが、これは自分も覚えている。言い訳したくて必死みたいな雰囲気が出てしまってとても変な空気になっていた。やっぱり本人も気になるんだな。

 

『余計な事までやりましょう』(12/2)
 丹生明里担当回、ギャグ村美玖をうらやましくおもった丹生ちゃんもギャグを習得しようとする。丹生ちゃん経由で伝わってくる金村の丹生ちゃん愛の話が大好きなので、「ギャグできたんだ~」とわざわざ言ってきながらわざわざ富田経由でギャグを披露する金村の「丹生ちゃんにかまって欲しいけど恥ずかしい」みたいな話がとても良かったです。

 

 

 2日には、影山優佳のひなクリ欠席が発表され、本人のブログでは聴覚過敏(現段階でどう呼ぶのが適切なのかわからない)がその理由であることが語られた。まず、無理をせずにできる範囲で活動してほしいのでひなクリ欠席は残念ではあるがもちろん仕方ないのがひとつ、そしてこのことをファンに対して隠さざるを得なかった彼女の年月を思ってとても暗い気持ちになるのがひとつ。ただ、「隠さざるを得なかった」側面と同じくらい影ちゃんが自身の苦しみをファンに見せずにいることを選び取った側面もあると思われるので、その決断にある主体性は見過ごされるべきではないだろう。
 このことを知ったうえで、案の定3日ののベストアーティスト出演にあたって「影ちゃんいるかな?大丈夫かな?」と思っってしまったんだけど、こうやってパフォーマンスを披露するたびに特別視され心配されるのを避けるために発表しなかった、という面もあるのだろうと思うと、自分が日向坂メンバーを「心配」することで彼女たちの行動にもたらす作用についてもいろいろ考えてしまう。
 日向坂メンバーの活動をめぐるさまざまな規範や慣例やルールには思うことがあり、それらについて考えるたび、彼女たちの主体性を無かったことにしない範囲でそれぞれ状況への同情や心配をしている。でも、誰かに心配されるというのは必ずしも心地よいものではなく、心配されるのを避けようとするのも自然な心理であって、もしかしたら自分の「心配」がそのように感じる人の選択肢を狭めているのではないか、などとも思うことがある。こんなこと考えてファンとアイドルの関係難しすぎる……となることも多々あるけど、まあ考え続けるしかないですね。