【1/1-7】「大丈夫ですよいやほんとに…いや大丈夫です…あのほんと大丈夫です」日向坂46ダイアリー#27


 明けましておめでとうございます。1月1日から7日までに日向坂46が出演した番組や出来事の感想です。タイトルは『大バラバラ生放送2023』にてソラマチ隆史からの歌のプレゼントを断固として拒否する齊藤京子です。

 

 

はじめ(渡邉美穂と日向坂卒業後のキャリアについて)

 

 渡邉美穂の日向坂卒業後の順調なキャリアを順調に見てて、これがデフォルトとすべきじゃないよなと日々感じる。彼女は演技、お笑い、トーク、リポートなど、日向坂で一番ってくらいなんでもできるいわば五角形パンパンの人なので、ここまで全てで活躍できる人の方が少ないと思われる。ラジオでも「できるうちになんでもやっておこう」みたいなことを話していたように、ここから演技ひとつに絞るにせよそうでないにせよ、幅広く活動した経験は役に立つだろうし、ファンとしても姿を見れる機会が多くて嬉しい。

 

 

『第73回NHK紅白歌合戦』(12/31)


 4年連続4回目の出演。山内惠介及びファイターズガールとのコラボ(というか一連の流れ)で『キツネ』を披露。

 客席から歌が始まって客や司会者を煽りながら舞台へ行く演出や、衣装(たぶん野球のユニフォームをイメージしているのだろうが、だとしたら正面の番号はあんなに大きくないので、どちらかというとアメフトのそれに見える)はとても良かったし、日向坂の陽性な魅力は結構出てたんじゃないかと思う。


ただ、やはりと言うべきか初めて『キツネ』を聴く人でその歌詞のヤバさに反応してる人は多く、すでに知っていた自分は振り切って楽しんだけど、そのような反応には納得せざるを得ない。同時に、日向坂にはもうちょいマシなライブチューンもあるし、今年はきつねダンスに巻き込まれた趣が強いので、そこらへんどうかご容赦ください……みたいなよくわからない言い訳がましい気持ちもある。

 年が明けてからもTLに紅白の『キツネ』の歌詞のヤバさを指摘・批判するツイートが流れてきて、そうだよねと。『キツネ』は日向坂の曲の中でもわかりやすく酷いけど、これに並ぶような酷さの曲も少なからずあるし、これに馴れずにいなきゃなと思う。歌詞にミソジニーをはじめとしたような問題ある価値観が含まれており、聞いている側からすれば「後ろめたい」のにもかかわらず、曲自体には「沸いてしまう」、みたいな現象に対する分析を『アイドルについて葛藤しながら考えてみた』でいなだ易さんが書いていたことを思い出した。そのような現象を踏まえた視点を持ちつつ、いちファンとして、ファンだからこそ率先して批判していかなきゃなあと思いました。

 日向坂46としてのパフォーマンス後も、ディズニーメドレーではジャンボリミッキーに一部メンバーが参加した。ラジオで「ジャンボリミッキーを踊るのが夢」と語っていたかとしが最前列で夢叶える瞬間を目撃した。衣装はキツネよりこっちの方が良かった。

 YouTubeにて配信されていた紅白裏トークでは影山優佳が登場して、櫻井翔と絡んでいるのを見て「こんなところまで来た……」と変な感慨が込み上げてきた。

 


CDTVライブ!ライブ! 年越しスペシャル!2022→2023』(12/31)

 

 年を越す前に『アザトカワイイ』、越してから『僕なんか』のパフォーマンス。どちらもよかったけど、ひなクリで初披露した衣装での『僕なんか』はかなり良かった。パンツスタイルの衣装は珍しいのでもっと増えてほしい。

 

『日向坂46の「ひ」』(1/1)


 河田陽菜、森本茉莉、山口陽世担当回。普段から適当に喋っているイメージの河田だが、ラジオだといつもより余計に適当さが増している。滝音のさすけに「適当にしゃべんな!」ってツッコまれても文句ないくらい。

 森本茉莉と山口陽世が同じ生年月日で運命的だね?と河田から話をふられ、「感じたよねぇぇえ?陽世ちゃぁぁん?」と絡んできた森本茉莉に「アハハ…ハイ。」と愛想苦笑いで返す山口陽世。後半にはオーディションで「フランス語が喋れる」と嘘をついて「フランス語っぽく聞こえる存在しない言語」を披露していたとのエピソードで激ヤバ成分も溢れていた。

 

 

『大バラバラ生放送2023冬 ~撮れ高コラボ新年会~』(1/2)

 

   テレビ朝日のバラバラ大作戦、スーパーバラバラ大作戦の枠で放送されている番組のコラボ特番。ずーっとへらへら笑いながら見ててめちゃくちゃおもしろかった。キョコロヒー班の演出によるミニ27時間テレビ(大型生放送特番)みたいな趣があって、毎年メイン演出班を変えつつ恒例化してほしい(個人的にはキョコロヒーが好きなので毎年キョコロヒーでもいいが、トゲトゲメインとかもおもしろそう)。個々のコラボVTRどれも良かったし、審査員室ではトムブラウンとRGのユーティリティ性の高さが爆発していた。

 そして何と言っても待望の京子vsソラマチ隆史が見れたのが嬉しい。「歌のプレゼントがあるんだよ」と話すソラマチ隆史に対してバラエティのお約束を無視してまでも絶対に首を縦に降らない齊藤京子を見て、これが以前キョコロヒーで蛙亭イワクラが言っていた“屈しない”ってことなのか!と一人で納得していた。サンド伊達が「なんでお前ら人気あんだよ」と言っていたように、もはや一部のお笑いだけにとどまらない広い人気を獲得しつつあるランジャタイに対して、齊藤京子だけは「意味わからない、笑えない」を貫いてるのがかっこいい。

 

 

『土曜はナニする!?』(1/7)

 

   影山優佳出演、伊沢拓司、ロッチコカドと共にクイズを解きながらの箱根ロケ。ロケ共演者も南キャン山里亮太をはじめとしてスタジオメンバーも影ちゃんを知っている人が多く、あったかい雰囲気だった。ただ、どうしても「めちゃくちゃできる人」扱いされてハードルを上げられ、結局そこをフリにして伊沢が美味しいところ持ってくみたいになっていたので、なんだか勝手にやりづらさを感じた。

 

 

おわり(しくじり先生峯岸みなみ出演回について)

 

 1/3放送の『しくじり先生』にて、峯岸みなみが出演していた。この回の感想についてはツイッターで細かく書いたので結論だけ述べると、まずはとてもガッカリした。

 峯岸みなみが「『ブスいじり』はその場では『おいしい』しアドレナリンも出てるからやり過ごせるけど、その後がしんどかった」という話をしてるのに、「その場所その時」の笑いや気持ち、出番の多さの視点から反論した若林の発言は間違っているだろうと。彼がいくつかある選択肢の中からこの返しをしたにせよそうでないにせよ(個人的には勝手に前者だと思ってる)、峯岸みなみが語っていた内容へのかなり陳腐で、なんなら悪質な混ぜっ返しになっていたと思う。

 個人的には若林のことをとても信頼しているというか、『日向坂で会いましょう』のMCとしてアイドルの"イジり方"について考えてないわけないと思っている。だからこそ、なぜこのような振る舞いを選んだのだろうとモヤモヤしてしまうし、それを勝手に想像するような自分の行為を若林本人は嫌がるだろうなとかまで考えて、なんだかすごく疲れてしまう。いずれにせよ、この番組によってひなあいの見方が変わるといったことはないだろうと感じているので、これからもひなあいを楽しみに期待しつつ、このモヤモヤが晴れるような言葉をどこかで聞ければいいなと思う。